3.twitter・web情報をつないだ支援

支援物資をtwitterやwebで発信する人と被災地をつなぐ役割を担った

1)2011年4月4日  仙台の会社経営者から新品自転車3台提供

◆石巻の親戚・友人につなぐ

4月4日にTwitterで、仙台の会社社長の小野崎氏より「明日、自転車10台を被災地の個人に届けたい」という申し出があったので、すぐそれに返信し、津波浸水で自家用車をダメにした親戚(佐藤淳一氏)と友人(井上直文氏)のために自転車3台をお願いしたところ、快く受けてくれて、4月5日に仙台から石巻まで届けてくれた。いずれも新品の自転車だった。 

2)2011年4月13日  太陽生命有志の皆さんから衣類等の提供

◆石巻の親戚・友人につなぐ

4月初旬にtwitterで、会社で集めた衣類・学用品を被災地に提供したいという情報がでていたので、返信で家を流された親戚に提供を申し出たところ、太陽生命石巻支社にて被災者に支援物資を配る予定であったが、衣料品は全て提供してくれることになり、4月13日に家をなくした親戚の仮住まい宅(佐藤淳一氏宅)まで送り届けてくれた。段ボールで3箱の衣類と、段ボール1箱の日用品・食料を届けてくれた。

3)2011年5月4日 愛媛県在住の個人から子供用マウンテンバイク1台の提供

石巻市の友人の子供さんにつなぐ

5月2日にTwitter情報で、仙台・石巻近辺で被災した子供さんに子供用マウンテンバイク1台を差し上げたいとの情報があったためすぐに返信し、友人(井上直文氏)の子供さん(貴史くん・小2)のために要望したところ快諾を得て石巻まで送り届けていただいた。中古とはいえ外国製のしっかりしたマウンテンバイクで、もらった子供は大喜び。届けてくれた方は、愛媛県在住の方で、お名前は中村氏。全国を旅行中の方でした。

4)2011年5月 横浜の方からシーツ等の寝具支援

◆石巻市北上町十三浜小室向け

5月上旬に、被災した親戚と電話で話していたところ、身を寄せている親戚宅には布団が十分にないことがわかり、5月7日に何人かの友人に連絡をとっていたとき、月18日にホームページ「あげます」サイトにシーツ提供情報が載っていたのでこれをお願いした。横浜の主婦の方(服部様)であったが、シングル敷カバー5枚、シングル掛カバー1枚、枕(43×63センチ) 1つ、枕カバー6枚とバナナを5月21日に現地に送っていただいた。

5)2011年5月 東京の女性から岡山経由で冷蔵庫を石巻に支援

◆石巻市の実家支援 

5月10日に、ホームページの「あげます」サイトで小型の冷蔵庫を被災者に差し上げたいという東京の女性からの情報を見つけたのでこれをお願いした。家内の実家(石巻市住吉町)も津波浸水被害に遭い大規模半壊の指定を受けた。リフォームには時間もかかるので、その間の冷蔵庫として利用させていただきたと思った。ところが、宅配業者の家財宅急便が再開しておらず、引越し便では運送料が高額になるため断念も考えたが、石巻の実家のそばにある宗教団体石巻支部に、その宗教団体の本部から定期的にトラックによる支援物資搬入が行われていたため、ここに相談したところ本部の岡山県に送ってくれれば石巻に運ぶことができることになり、冷蔵庫の持ち主には、岡山にある本部へ冷蔵庫を送ってもらい、岡山から石巻へ運び込んでもらった。

【後日談】

この冷蔵庫は、実家のリフォームが完了する11月まで使用させていただいたが、11月に大型の冷蔵庫を購入したため、「あげます」サイトに掲示したところ、石巻の方からすぐに希望があったので譲り渡した。このことを最初に提供してくれた東京の女性にお知らせしたところ大変喜んでいただき、また、彼女もその冷蔵庫は友人から譲り受けたものであったので、その友人も大変喜んでくれたことの連絡があった。