南海トラフ被災想定地域の視察報告
8 静岡県沼津市南部~静岡県下田市
【沼津市南部】江浦・内浦の沿岸道路標高は3mで防潮壁はないが、この地域の小中一貫校は長井崎の標高45mにある。内浦から大瀬崎までいくつかの集落があるが、海岸道路の標高は3mで防潮壁はない。大瀬崎を南下した戸田(へた)地区の沿岸道路は標高2m程度で防潮壁はなく、住宅や小中一貫校の標高は3mである。
2024年7月8日
・9177 戸田(へた)の全景
・9192 戸田の観光施設
【伊豆市】市役所は15km以上内陸にある。土肥漁港の周囲は道路標高3m+2mの防潮壁、住宅の標高も3mだが、小中一貫校は標高11mにある。海岸に観光施設を兼ねた津波避難タワー「テラッセ」がある。八木沢漁港の周囲は道路標高2m+2mの防潮壁で津波避難タワーもある。
2024年7月8日
・9216 観光施設+津波避難タワー「テラッセ」
・9225 土肥(とい)のこども園と津波避難タワー(防潮壁はない)。
・9228 一貫校
【西伊豆町】漁港は宇久須、安良里、田子、仁科などがあり、港の周囲は道路標高+防潮壁で4~5mで津波避難タワーもある。宇久須の住宅地は標高2m程度だが、小中学校は標高10mにある。仁科には町役場(標高3m)、小学校(標高4m)がある。
2024年7月8日
・9257 住宅と防潮壁
・9283 安良里
・9307 田子の防潮堤とこども園
・9330 仁科漁港の津波避難タワー
【松崎町】松崎漁港の周辺は標高4m程度であるが、町を流れる那賀川には水門・堤防がなく、川に近い町役場は標高2mで小中学校は3mである。ここから南伊豆町まで小さな漁村が続く。
2024年7月9日
・9346 防潮壁(地盤高3m+防潮壁2m=5m)
・9360 小学校(標高3m)
・9395 旧耐震住宅
・9425 旧耐震住宅
【南伊豆町】石廊崎を回って下田市まで断崖と小さな漁港や海水浴場が続く
2024年7月9日
・9435 妻良漁港(海岸、河岸、水門が低い)
・9473 下流(したる):沿岸の小さな集落は高台移転すべき
【下田市】下田港以外は断崖が続く。下田港に防潮壁はなく、標高は2~5mである。
2024年7月9日
・9488 下田港(※拡大する)
・9504 須崎港(周辺住宅が課題)
・9517 外浦海水浴場(民宿は高台へ移すべき)
〇まとめ
観光地のためか防潮堤のない港が多く、防潮堤があっても高さは5mしかない。土肥海岸には観光と津波避難タワーを兼ねた「テラッセ」があるが、避難タワーは観光には逆効果と思われる。観光と防災の両立の見直しや、過疎化対策(例えば高台にコンパクトシティの建設)が必要である。
災害図上演習を活用した防災対策推進サイト

















